１～４．「アルルの女」第１組曲
５～９．小組曲「子供の遊び」
10～13．歌劇「カルメン」より４つの前奏曲
14～17．「アルルの女」第２組曲
ヘルベルト・ケーゲル（指揮）／ドレスデン・フィル
録音：1987年6月-1988年3月
ARS VIVENDI 【ドイツ輸入盤】
「アルルの女」はこれほど完璧で冷たい演奏はないと思われるほど、冷徹な演奏ぶり。これを聴いてしまったら、あとの演奏がばかばかしくて聴けないというくらい深刻で暗い演奏です。訴えかける力ももの凄く、もはや衝撃的。どの曲もいままで聴いたことのない曲のようです。ただ、あまりの徹底ぶりに好き嫌いが分かれるかも知れませんが、これは１つの極地に至っていると演奏と言えるでしょう。「カルメン」からの４曲も、思い入れのないさっぱりしたハイ・テンポの演奏ですが、「間奏曲」はバランスとソロが見事な素晴らしい演奏です。
もはやケーゲルを代表する超有名な盤ですが、まだお聴きになっていない方はぜひ聴いてみて下さい。
