1. エスケシュ(1965-)/トランペット協奏曲「復活」(2002)
2-4. モーリス・オアナ(1914-92)/トランペット協奏曲(1957)
5. ニコラス・バクリ(1961-)/トランペット協奏曲第2番(2000)
エリク・オビエ(トランペット)、ジャン=ジャック・カントロフ(指揮)/ブルターニュ管弦楽団
録音:2002年9月
PIERRE VERANY【フランス輸入盤】
フランスを代表するトランペット奏者エリック・オビエ。彼はわずか14歳でパリ音楽院に入学してモーリス・アンドレに師事し、アンドレからもその才能を絶賛され、名実ともにアンドレの後継者とも言うべき存在です。豊富なコンクール入賞歴を持ち、パリ管を始め世界各国の主要オーケストラと協演しており、日本にも熱烈なファンを持っています。彼のトランペットは何といっても音色の美しさが特徴。明るく抜けの良い音は、シルクのような滑らかさも併せ持っていて、常に輝きに満ちています。
20世紀のフランスのトランペット協奏曲を集めたオビエのアルバムは、これが第2集となります。第1集も見逃せない珍しいレパートリーがズラリと並んでいましたが、今度は有名なオアナのトランペット協奏曲を中心に、エスケシュとバクリの最新作を取り上げています。パリ音楽院では在学中から天才の名をほしいままにしたティエリー・エスケシュは、現在オルガニスト兼作曲家として活躍中。特にオルガン作品ではすでにカリスマとなっている存在です。またニコラス・バクリもパリ音楽院を卒業後、国際作曲コンクールにて優勝した逸材。ラジオ・フランスの作曲家として映画やドラマ音楽を作曲していましたが、近代フランス音楽手法を取り入れた作風に変えたところ大絶賛され、今フランスで最も人気の高い現代作曲家の一人となりました。薄型デジパックケースです。